「鉄杵の部屋」とのタイトルは、「鉄杵磨針」または「鉄杵を磨す(く)」との故事成語から引用した。
辛抱強く忍耐すれば必ず成功するとの意でこの言葉が使われている。その由来は……。
李白は幼少期、勉強をさぼっては遊びに出かけていた。ある日、いつものごとくふらふら歩いていると、農家の道端でお婆さんが石の上で鉄の杵を磨いていた。「何しとる(何をしているのですか)」と聞くと、お婆さんは「これを磨いて一本の針を作るの じゃ」と答えた。驚いた李白は「そんなたーけたらしいこと、無理だて(そんな馬鹿なことやっても無理だよ)」と諭したが、お婆さんは意に介せず。「一生懸命やればできないことはないけえのう」と涼しい顔だったという。この姿に感激した李白は引き返し、勉学に励んだ。以後、困難に遭遇してもこのことを思い出して気 持ちを鼓舞し、大成したといわれている。
私がすでに李白に感情移入しているため、その言葉を勝手に名古屋弁にしてしまいました。また、お婆さんに敬意を示して、初めての社会人生活を過ごした広島でよく耳にした広島弁で書いた。
これまでの経験から、司法書士試験に受かるのは「そんな馬鹿な」といいたくなるハードさだと感じる。「二階から目薬」とまではいわなくても、不器用な私が「針の穴に糸を通す」程度には難しい。だが、ひるんでいる場合ではない。テキスト、六法、過去問を磨きまくり、針の穴を通してやる。
0 件のコメント:
コメントを投稿